会長挨拶
- 第54回日本臨床検査医学会東北支部総会会長
- 東北大学大学院医学系研究科 血液内科学分野教授/東北大学病院検査部長
- 張替 秀郎

このたび第54回日本臨床検査医学会東北支部総会を担当させていただくことになりました。総会長としてご挨拶申し上げます。
今回の総会は第33回日本臨床化学会東北支部総会(総会長眞野成康先生)との合同開催となります。両学会は関連が深い学会であり、同時開催によりダブルで新しい知見が得られることは、それぞれの会員の皆様にとって大変有意義であると思います。
日本臨床検査医学会としてのプログラムですが、特別講演として東北電子産業株式会社山田理恵先生にお願いすることにいたしました。山田先生はケミルミネッセンスの専門家であり、幅広い領域でケミルミネッセンスを用いた検査法を開発されています。ケミルミネッセンスは検査診断学にとって基本となる科学技術でありますが、今後新たな領域としての展開が期待される科学技術でもあります。山田先生のご講演はケミルミネッセンスの大いなるポテンシャルを実感できるご講演になるものと期待しています。
また、シンポジウムは大学検査部における研究の取り組みをテーマにいたました。今後の検査診断学の発展にとって関連する研究の充実は必須であり、お互いの研究の取り組みを知ることは大きな刺激になると思います。それぞれの大学の研究成果を通じて、是非最新の情報・知識を得ていただければと思います。
本総会は、新型コロナウイルスの感染状況の行方にもよりますが、現時点ではハイブリッド形式での開催を予定しております。本会が会員の皆様にとって実りある会になるよう、精一杯務めて参ります。暑い時期の開催となりますが、多くの会員の皆様のご参加をお待ちしています。
